土曜日は雨が降ったため、翌日の7/5(日)に研修が延期されました。
ずっと雨に降られた圃場、おおい茂ったきゅうりとトマトの畝間は湿度が高く、ジャングルのような場所になってました。
きゅうりはわたしの身長(175cm)をとっくに超え、ネットの上まで伸びてます。これ以上、きゅうりが出来て収穫しても食べ切れないので成長点を切りました。
もくじ
収穫、追肥、消毒と出荷基準・産直のお話
最近は週2回来てますが、その度に大量に収穫できて嬉しいやら困ったやら。
いんげんの手間はどうにかならないか?
いんげんを収穫するのがとにかく面倒。ハサミで切ると時間かかるし、手で千切ろうとすると途中で折れたりする。
スーパーで5、6本(100g)で198円で売られてるけど、「手間代」なんだろうなと思った。育てるのは比較的用意、この手間を効率的に解決できればかなり儲かる野菜なのではないかと思った。
いんげんだけ育てて飯食べてる農家ないかな?見学しに行きたい。
いんげんは高収益野菜?
JAいわてのサイトを見ると高収益野菜の対象になっていた
1aは100平米でたったの105,000円!? あれ?安すぎない?
いんげんの平均kg単価が700円だから70円/100g。
店頭で198円/100gで売られてることを考えると流通で7割持っていかれてる、つまり粗利率は3割か・・・。JAだからかな。
食べチョクが8割の粗利を謳ってたので彼らのプラットフォームで販売した場合
1,980円/kg ☓150kg ☓ 80% = ¥237,600
この計算でようやくボチボチな感想。
自分の圃場は72平米のうち、6平米(8m☓75cm)をインゲンに充ててる。1a(100平米)だと6平米のマルチが7個は敷ける。つまり、6平米だと150kg☓1/7 = 21.4kgしか取れない?本当?
次回の研修時にでもいんげん一個あたり何g収穫できそうか数えてみよう。
→計算してみた(2020/07/11)
- マルチの穴が40箇所/6平米
- 1本/穴 植えている
- 40本/6平米
- いんげん1本で平均50個収穫できる
- 2,000個/6平米
- 100g/8本なので25kg!?
当たらずも遠からず。
追肥はトマト以外
トマトは成長が十分で第6果房まで花が咲いてました。研修の都合だからか、ここで成長点をピンチすることになりました。畑に植えたトマトって一つの苗から何個のトマトが出来るんだろうか?次回、いんげんと同様に数えてみよう。
ということでトマト以外に追肥することになりました。
今日は「高度化成肥料 14号」、オール14(N・P・Kが比率14)を使います。
野菜と野菜の間ぐらいに穴を開けて根の先にじわじわと効かせるように配置します。
配置後、元の土で埋めます。
マルチに穴が空いたままだと熱風が野菜を痛める&雑草が中に生えやすくなるためです。
消毒は何度も使える優しいジーファイン
湿度が高いと発生しやすい「うどんこ病」の予防に「ジーファイン水和剤」を使って消毒しました。
ジーファイン水和剤は炭酸水素ナトリウム、無水硫酸銅が主成分なんですが、食品添加物にも認可されているぐらい他の農薬に比べて優しい成分になります。そのため、利用基準が厳しくないため使いやすいそうです。
出荷基準、産直の話
地元で農業していた超ベテランの長老から、50〜60年の経験談が聞ける有り難い場が時々あります。
今日は出荷基準とご自身がトライされていた産直の話でした。
出荷基準
あくまで目安ということですが、野菜ごとに何グラム単位で出荷するかの基準があるそうです。
トマトだと500〜600g。仮に2個で400gにしかならなかった場合、小さいトマトを加えて500gにするのはダメ。「買い手の立場」を考えるとそんなもの買いたくないですよね。出来る限り、同じ大きさのもので500〜600gに収まるようにしたほうが良いそうです。
OPPボードン(防曇袋) :穴が空いていて曇らない
きつく締めることで中で野菜が踊らないようにできる(お互いを傷付けない) 。
スーパーで売っているのは機械でやっているため、袋がゆるいとのこと。
収穫後、常温で1時間ほどならしてから出荷作業したほうが良いそう。たとえば、きゅうりだとすぐに袋に入れてしまうと水滴が付いてダメになりやすい。
産直
1960年代からグループでJA通さず産直してたそうです。消費者となる家庭を何組か持っていて、季節の野菜を作って提供してたとのこと。
作り方、どんな薬を使っているか、どんな環境でやっているかすべてOPENに伝える、顧客からの意見にも真摯に応えて対応してたそう。まるで今のパルシステムのようなことを先進的にやってこられたんだろうな。
いんげんのところで書きましたが、JAのようなところに流通をおまかせすることで粗利率を下げるか、自身ですべてやって粗利をすべて自身のものにするか、あるいは間取って食べチョクやポケットマルシェのようなプラットフォームを利用するか。メリット・デメリットありますよね。粗利をより取るためには自分で営業しないといけない。
いただいた枝豆
研修場の方から枝豆をいただき、自宅のプランターに植えてる枝豆と併せ、茹でて食べました。
先をはさみで切って塩もみしてから、沸騰した湯に塩を入れて茹でました。そして冷蔵庫で冷やして酒のつまみに。