秋の講評会:冬野菜の披露 – 2020/11/21

講評会_20201121

今日は秋の講評会。

市やJAの方々向けに研修生の作った野菜を披露してフィードバックをもらう会です。

数ヶ月前に夏野菜に対しても実施しました。普段は市から外部委託されているNPO法人の方々(いつもスタッフと書かせていただいている)に研修を見てもらっていますが、市・JAの方々は別観点でFBいだけるので有益な場でした。

いくつかフィードバック

個人的に参考になったものをピックアップ

Q. ブロッコリー・カリフラワーで一部大きくならなかったものがある。

 

A. 定植する最初が肝心。しっかり根付いていない状態で風に振られてしまうと育たない。土寄せ・支柱立てをして安定した環境を作ってあげる必要がある。

Q. 大根の奇形、キャベツに複数の玉が出来るのはなぜか?

 

A. 大根:まっすぐ下に向かった根を伸ばそうとする直根が障害物に邪魔されたり、肥料にあたってしまうと、横にある複数の根がばらばらに根を伸ばそうとしてしまう(又根)。これにより、複数本の奇形大根が出来てしまう。回避策は耕運機でしっかり耕す(大きな石などの障害を除去しておく)、肥料は株元にまかない。
キャベツ:主芽がシンクイムシなどに食害されると脇芽が成長してしまい、玉が複数できてしまう(分球)。消毒をしっかりすることが回避策。

Q. 白菜の冬月。雨でドロドロの土の中で播種したため、成長が良くなかった。

 

A. 原則、播種は晴れている日にすること。土がドロドロで空気が入りづらい状態で種を植えたとしても成長しないケースもあるし、種同士が均等な高さに植えられないため、成長がばらばらになるリスクがある。スケジュールの都合でどうしてもその日に植える必要がある場合は、乾いた土を別途持ってきて覆土してから植えるのもあり。また、保険的な意味合いでプラグトレー(小さいポッド)に種を植えておいて、圃場のがうまく育たなかった場合に移植するのが良い。

今日の消毒

講評会後に消毒。

 

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